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最終話-同じ空の下で・・・-

過去は常に、今から見れば実際の過去より美わしく思える。

過去が楽しいのは、過去が今ここにないからにすぎない。








私達が冒険者になってから幾つの月日を過ごしてきただろう。

皆でどれだけの大地を踏み越えて行っただろう。

冒険の心得を何一つ知らなかった最初の頃、何もかも手探りの状態から始まった冒険。

皆で役割を分担し、数々の敵を倒して、少しずつ強くなっていく実感。

最初の頃は何もかも夢中になっていた。

でも、時が経つにつれて、一人、また一人と、私達の輪から抜けていった。

やりたい事が別に出来た者、他のグループに入った者、戦いが嫌になった者。

それぞれが他の道を歩みだした。

それを咎める気は無いし、その権利も私には無い。

私自身も、輪から離れていたからだ。

自分の分身とも言える弓矢を置き、普通の人としての生活を満喫していた。


それから数ヶ月、久しぶりに家族の元へ足を運んだ。

私が居ない間、どんな風になっていたのか。成長した彼等にどんな顔をして会えばいいのか。

期待と不安を胸に抱きつつ、家族の集まる集合場所に向かった。

そこで私は予想しなかった、そしてある意味で理解出来てしまった光景を見た。


何時も大人数だった家族が、数人しか残っていなかった。

居なくなった家族は、それぞれ自分の道を歩んでいったのだ。

残された家族は、今までの生活通りに冒険へ出かけていた。

そして彼らは今まで音信普通だった私も快く輪に入れてくれた。

嬉しかった。まだ、家族として受け入れてくれたのだから。

それから私達はいろんな場所を歩き渡っていた。

昔を懐かしむように。

そして、このゆったりとした時間を過ごしているうちに、一番最初の冒険の頃を思い出した。

他愛の無い物で喜んでいた日々。

何処までいけて、どんな事が待っているかワクワクしていた時間。

皆と一緒に戦っていた時に感じた高揚感。

振り返る過去は何もかも美しく、色褪せない物だった。


そして楽しい時間ほど早く終わるものは無い。



何時も通りの制限時間。

私達の冒険の終わり。

再び私は日常へと戻る。



新しく増えた私の冒険の軌跡。色褪せない思い出。

次はいつ冒険に行くか分からない・・・。

私は願う。

何時の日か、また家族全員で冒険にいける日が来ることを。

この空の下で、みんなで喜びを分かち合える日が来ることを。


それまで、みんな。―――バイバイ


952.jpg

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テーマ : ラグナロクオンライン
ジャンル : オンラインゲーム

コメント

No title

いい最終話でした!
動画でみたいとおもったのは私だけ?

No title

動画で見たいというのは言いすぎww
せめて劇場版で見たいというべき。
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