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第二話:森の狩人

注意:

この日記は独自の妄想で書かれているので実際のプレイとは何の接点もありません。

別方向の解釈として受け取ってもらえれば幸いです。





今日も母さんは冒険に出かけた。

以前は優しい後姿であったけど、冒険者になってからはその背中がとても大きく見えた。

家族全員を支えるということは並大抵のことではない。

それを長年続けているからこそ、あれほどの大きさに見えるのだろう。

私も母さんのようになれるだろうか……。

今までは身近に見えた母さんの姿も、今では果てしなく遠くに感じる。

いつか私も母さんの姿に追いつきたい。

そうなれば、母さんを助けられることになると思うから。


母さんがいない間に準備を進めていたとき、町の住民の話し声から西の森のことを聞いた。

なんでも、アルベルタから少し離れた西の森にウルフが大量に生息し始めたらしい。

商業都市であるアルベルタには自警団は存在するものの、本格的な戦闘を出来る人は少ない。

また、今は海路から首都プロンテラとの交易があるが、森林都市フェイヨンからの交易が難しくなるそうだ。

その事を聞いた私は、すぐにみんなと相談した。

町のために少しでも貢献できるなら、力になってみようと。

皆もその気になり早速私達は準備を終え、西の森へ出発した。


町を出た私達は、小さな丘も超えた辺りから獣の鳴き声を聞き始めた。

以前戦った大きな蛙よりもより獰猛な獣。

手に握った弓が緊張から吹き出た汗を吸い取っていく。

震えそうな体を押さえ込み、森を静かに進んでいく……。


そして、少し開けた場所にウルフを見つけた。

どうやら私達には気づいているらしいけど、何処にいるかまでは分かっていないようだ。

ならば、先手を取る!

そう決断した私達は一気に弓と火の魔法でウルフに襲い掛かる!

ウルフが気づいた時にはもう遅い。

矢と火の攻撃は相手の動きを止め、その隙に前衛がトドメを刺す。


824.jpg


1匹目を倒し、2匹目を動き出す前に矢で牽制し、火の魔法で動きを止めた後にトドメ。

イケル。前のときよりもずっと連携が出来ている。

確かな手応えを感じ取った私達はさらにウルフを倒していく。


3匹、4匹と、次々をウルフを倒していき、私達は有頂天になっていた。

この程度なら楽に勝てると。

そんなことを思いつつ余裕のある顔で弓に矢を番え、ウルフに狙いを定める。

いつも通り、ウルフの動きを牽制しただろう。



足に激痛が走らなければ。




825.jpg

後ろからのウルフの接近に気がつかず、その鋭い牙で足をやられた。

近くに居たアコが咄嗟に殴りかかるが、あっさりとウルフに避けられてしまう。

そしてその時に足から離れたお陰で牙が抜けてくれた。


瞬間、赤い鮮血が地面を濡らす。


新たなる激痛に思わず蹲るが、ヒールを掛けてくれたお陰で痛みは和らぐ。

が、思いがけない事態に連携が崩れはじめ、徐々にウルフに攻勢を与えてしまう。

そしてウルフの雄叫びが響くと同時に、他のウルフが次々と木の間から出てきた。

本能が遺伝したのであろうか。どのウルフも目をギラつかせながら襲い掛かってくる。

この状態は不味いと感じ、私は蹲りながらも何とか矢を放っていった。

他のメンバーも各自の行動でなんとか凌いで行き、しばらく獣と人の叫びが森を木霊した……。


どれくらいの時間が経ったのだろうか。

私達の周りには無数のウルフの死体が横たわっている。

私達も爪や牙で襲われたのでかなりのボロボロの状態だ。

傷はヒールやポーションのお陰で残ることは無いだろうが体力と精神はかなりの疲労がある。

あの時に、私が油断しなければこんなことにはならなかったであろう……。

一人の油断が皆を危機に陥れてしまう。

冒険者としてまだまだ未熟だ。

これでは母さんに追いつく所か、姿が見えなくなってしまう。

もう二度と油断や余裕を見せたりはしない。

常に周囲に最善の注意を払うようにしよう。

その弓で確実に相手を狙えるように……。
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